競技会での使用音楽について

(2024.1.9 更新)

フリースタイル競技に参加される選手は以下の内容を必ず確認してください。

基本事項

「青少年の健全育成」という観点から、選手は自分のフリースタイルが音楽も含めてあらゆる場に適するかどうかを考慮する必要があります。

また、公式大会は年齢・性別問わず参加するイベントのため、演技で使用する音楽は、すべての観客(小中学生やその保護者を含む)にとって適するものでなければなりません。

そのため、もし不適当な音楽(※)を使用した選手をジャッジは失格にすることがあります。

※外国語も含めF**kなどの中傷や、わいせつな言葉が入っているもの、暗に不適切な内容を示唆しているものなど。また、ピー音でのカバーや、無音での処理でも、全体の流れを通して不適当と判断する場合は失格の可能性があります。

もし、選手が自分の音楽が適当なものか不確かな場合は、事前に運営事務局に確認することができます。

毎年、失格、もしくは、失格に近い選手がいます。歌詞など、あまり良くない内容だと思う場合は、使用を避けるようにしてください。本件に関しては、Fワードがあったかどうかだけではなく、すべての観客(小中学生やその保護者を含む)に適するものかどうか厳しく判断していきます。連盟としても、選手に自由な音楽を使用してほしいという思いで、これまで、規制は行ってきていませんが、状況が悪化するようであれば、「インストゥルメントの(歌詞のない)音楽のみ使用可能」というルールを適用せざるをえなくなります。その点を理解の上、ご協力をお願いします。

失格に関しては、このページの最下部に明記します。

A部門予選(1分)の使用音楽について

予選ではJYYF 推奨曲のみの使用を認めます。楽曲の提出は不要です。

JYYF推奨曲より選び、推奨曲番号を選手情報フォームより、申請してください。

A部門決勝(3分)、B部門(1分)の使用音楽について

楽曲の提出方法についてはメールでご案内します。会員登録に使用しているメールアドレスを必ず受信できるようにしてください。

A部門決勝、B部門では、JASRAC 管轄下の曲も使用できます。

曲の尺合わせ(長さや、曲の展開調整、イントロのカットなど)が必要な選手は、編集をした物を提出してください。複数の曲を使用する場合は、必ずひとつのトラックに入れるように編集してください。必ず、使用楽曲申請フォームにて、すべての曲の情報を入力してください。

ヨーヨーの普及、周知のために、JYYF は、積極的な YouTube や Live配信サービスなどを利用しています。特に出場選手に関しては、すべての演技の配信を予定(※)しています。そのため、使用音楽の配信が許諾されない音楽を使用された場合は、無音や差し替えなどで収録する場合があります。その点を理解した上で、使用音楽を選択ください。
※機材トラブルや人為的ミス、及び想定外のトラブル等の関係で、全ての演技映像を録画・公開する保証はできかねる旨、予めご了承ください

使用する楽曲のタイトル・アーティスト名・および入手先(URLなど)を、事前に申告していただきます。以下の情報は必ず把握しておいてください。

  • 参加部門
  • 楽曲名
  • アーティスト名

楽曲名称・入手先が不明なものは受け付けることができません。

正規の手段で入手した高音質な楽曲を使用してください

違法ダウンロードでは無く、正規の手段で入手した高品質の音楽ファイルを使用する必要があります。音楽はどのようなものでも使用できますが(著作権保護、ロイヤリティフリー、クリエイティブ・コモンズ、すべて可)、公式品質のファイルを提出する必要があります。低品質のオーディオファイルは、フリースタイル中に音響設備で技術的な問題を引き起こす可能性があります。

使用可能な音楽の例

  • CDを持っていて、その音楽をパソコンに取り込んだ
  • Apple Music、Amazon Musicなどから音楽ファイルを購入した
  • NCS、SoundCloud(または音楽をダウンロードできる合法的な音楽配信サイト)から音楽ファイルをダウンロードした
  • その他、著作権で保護された音楽、著作権で保護されていない音楽、クリエイティブ・コモンズの音楽

※ダウンロードサイトなどを使用して、YouTubeの動画から楽曲を入手し、そのファイルを提出することはやめてください。権利関係の問題がある事と、大会会場の大きなスピーカーで再生する際、音質に問題が発生する可能性があります。
※SoundCloudに関しては、権利関係の情報が明言されていないケースが多いため、利用は極力お控えください

大会当日、楽曲が再生できない場合の措置

・携帯音楽プレーヤーご準備のお願い

準備した楽曲が全て再生できない場合の対策として、選手自身も可能な限り携帯音楽プレーヤーを用意してください。過去の大会において、用意したCDが全て再生できず、やむを得ず携帯音楽プレーヤーを使用して演技を行ったという事例があります。

・携帯音楽プレーヤーを使用する場合の注意点

音響スタッフに携帯音楽プレーヤーを渡す前に、音量を最大にしておいてください。また、操作画面が音楽再生中に(少なくとも3分以上は)消えない設定にしてください。携帯音楽プレーヤーをスタッフに渡す際、操作上の注意点がありましたら、必ずスタッフまで伝えるようお願い致します。

・演技直前の音楽再生確認

携帯音楽プレーヤーを使用して演技を行うことになった場合、確実な音楽再生と音量の確認のため、演技開始前に使用音楽を極短い時間だけ再生させていただく場合がありますのでご了承願います。

・iPhoneなど携帯電話を音楽プレーヤーとして使用する場合の注意点

必ず電話の着信を受け付けない設定(機内モード等)にしてください。演技中に着信があった場合、音楽の再生が止まる原因になる可能性があります。

携帯音楽プレーヤーの使用はあくまでも「楽曲が再生できない場合」の措置です。音響トラブルの可能性が増えることから、事前の準備をいただくようお願い致します。

音響トラブルが発生すると、演技順が入れ替わったり、演技が中断してしまう可能性もあります。こうしたトラブルは何より出場する選手の皆様自身のためになりませんので、一つでもトラブルの要因を減らすことができるよう、皆様のご協力をお願い致します。

選曲のガイドライン

フリースタイル部門に出場される皆様は、以下のガイドラインをよくお読みください。

楽曲の内容に注意すること

すべての選手は、品位ある適切な振る舞いをしなければなりません。選手はフリースタイルでの行動、楽曲の内容、コンテスト会場での振る舞いなどに配慮する必要があります。

以下のリストはペナルティの対象ですが、1つの小さな違反で確実に失格になるわけではありません。詳しいルールは下記をご覧ください。

悪い言葉を使わないこと

言葉によっては失格になる重大な違反となります。くれぐれも慎重にお願いします。

罰則の対象となる一般的な単語(および単語のバリエーション)の例(ここでは英語ですが、リストにない他の言語での同等の言葉も含みます)には、以下のものがありますが、これらに限定されません:

  • kill (人や動物、生き物、自分自身を対象としたものか文脈から判断します )
  • murder
  • damn
  • sh*t
  • f***/motherf****r
  • b**** 等の、女性蔑視をする表現
  • n****r/n***a  等の、人種差別をする表現
  • f**/f*****  等の、性的マイノリティ( LGBTQIA+)を中傷する表現
  • r*****  等の、知的障がい者を中傷する表現

詳細とより完全なリストは、このウィキペディアのページをご覧ください。:
[ https://en.wikipedia.org/wiki/Lists_of_pejorative_terms_for_people ]

繰り返しますが、これは完全なリストではなく、すべての英語の罵倒語や中傷語をリストアップしたわけではありません。罰則の対象となるような傷つく言葉はもっとたくさんありますのでご注意ください。

暴力や不穏な内容がないこと

楽曲全体にわたって該当している場合や、重大な違反である場合はペナルティとなります。不安な方は事前にご連絡ください。

音楽には暴力的な内容や不穏な内容が含まれていないことを確認してください。

  • 銃弾音・銃声(または銃声に聞こえる効果音)
  • 爆発音(または爆発音に聞こえる効果音)
  • 悲鳴
  • 暴力、レイプ、自殺、殺戮、殺人、大量虐殺、戦争を賛美する内容(これらに限定されません)

性的な内容ではないこと

一部の露骨な表現は、失格になる可能性のある重大な違反です。くれぐれも慎重にお願いします。

音楽には露骨な性的表現が含まれていないことを確認してください:

  • 性行為を描写または暗示する歌詞
  • 激しい呼吸、恍惚とした音や叫び声

差別表現がないこと

言葉によっては失格になる重大な違反となります。くれぐれも慎重にお願いします。

楽曲に差別的な内容が含まれていないことを確認してください。

  • アイデンティティ、人種、階級、国籍、障害、性、性別、性的指向、宗教に基づく(ただし、これらに限定されない)中傷

自主規制音や無音などでの編集は控えてください

楽曲全体にわたって該当している場合や、重大な違反である場合はペナルティとなります。不安な方は事前にご連絡ください。

過去には、対象の言葉を自主規制音(ピーという音)などで隠したり、その部分を反転させたり、無音編集(音を出さなくすること)で消そうとする出場者がいました。多くの場合、その処理は十分ではなく、失格か少なくとも議論の対象になっていました。

また、多くの若い新しいプレイヤーがあなたの使用した音楽を気に入って、大丈夫だと思い込み、将来の大会で編集せずに同じ音楽を使うこともあります(そして、失格になることもあります)。

さらに、修正編集が必要な言葉がある音楽は、曲全体を通して不適切な内容や音が含まれていることが多くあります。

不適切な内容が編集されている音楽については、曲から問題のある言葉を完全に削除することをお願いします。編集されていても、審査員が理解できる状態の場合は、失格となる場合があります。疑問や質問がある場合は、こちら(info@jyyf.org)からご連絡ください。

選手の年齢が低く本ルールを理解できない場合:

保護者の方、ご家族、ご友人など、本規定をご理解いただける方にご相談の上、楽曲のチェックをお願いします。

英語や音楽の言語をよく理解できない場合:

参加者全員が英語を話せるわけではありませんし、どのような状況でどのような言葉が適切かは文化的背景によっても異なります。

しかし、大勢の観客の前で再生する音楽は、選手自身が選びます。十分に理解できずに使用した場合でも、選手の責任となります。内容がすべて問題ないかどうか必ず事前確認をしてください。

疑問や質問がある場合は、後述のお問合せ先からご連絡ください。

なぜ、このようなルールを守るのでしょうか?

冒頭にもご説明した通り、大会は全年齢を対象としたイベントであり、使用する音楽も含め、すべての年齢層の聴衆に適したものでなければなりません。

不適切な音楽を使用した出場者は、審査員によって失格とされる場合があります。(詳細は後述)

よくわからない場合は、楽曲を提出する前にお問い合わせください。

毎年、楽曲の問題で失格、失格寸前、またはペナルティを受ける選手がいます。

最終的に、フリースタイルの楽曲が適切かどうかの判断は、楽曲の中で聴かれた内容や、楽曲の背景をふまえて、大会主催者が判断することになります。これはケースバイケースです。楽曲に含まれる特定の単語や内容に関して疑問や不安を感じる場合は、楽曲を提出する前にお問い合わせください。

もし、あなたの楽曲に疑わしい言葉や内容がある場合や、英語の歌詞で内容に不安がある場合は、別の楽曲を選ぶか、日本語の歌詞の楽曲、もしくは歌詞の無いインストゥルメンタルの楽曲を使用することを強くお勧めします。

お問合せ先:info@jyyf.org

※メールには、楽曲名・アーティスト名、歌詞に不安がある箇所、お名前・ご連絡先を明記してください。

主催者はコンテスト前にすべての楽曲をチェックするのでしょうか?

コンテスト主催者は、すべての楽曲をチェックする義務はありません。自分の音楽がコンテストにふさわしいかどうかは、各選手の責任で確認する必要があります。

もちろん、本提出する前に、音楽についての問い合わせがあれば、運営チームが音楽をチェックします。

もし、大会の準備のためにスタッフが楽曲を再生している間や、設営中の音響機材チェックの際に、万が一、選手の楽曲に何か問題があることに気づいた場合、その時点で可能な限り選手へ連絡するよう努めます。

このルールに違反するとどうなるのでしょうか?

選手・スタッフ・関係者・観客・ジャッジから、該当選手の音楽が不適切である可能性がジャッジ、スタッフに通達された場合、ジャッジ・スタッフは速やかに該当部門の担当責任者(担当ジャッジ、運営責任者)を招集し担当責任者全員で該当の音楽を確認します。

担当責任者が不適切であると判断した場合、該当部門においてその選手は失格となります。

予選・準決勝、決勝ともに結果発表が終了したあとには失格とはなりません。

過度に悪質で、演技の続行自体が不適切だと判断された場合は、ヘッドジャッジ、担当ジャッジ、大会運営責任者、会場関係者いずれか1人の独断で音楽を停止することができます。(確認後、問題ないことが明らかになった場合は、その部門の最後にその選手は再度演技をすることができます)

担当責任者は原則、その音源から聞きとれる内容を判断材料とします。

不適切と判断した後、担当責任者は結果発表前に該当選手にその旨を通告するように務めますが、結果発表までに十分な時間がない場合や、該当選手が外出している、呼び出しに応じないなどで通告が困難な場合は、その限りではありません。

通告の際に、説明・釈明がある場合、選手はすみやかに担当責任者に報告してください。作曲者、作詞者、レコード会社、歌詞カードなどの情報は、判断材料とはしますが、それが最終判断の決め手にはなりません。その音源から聞きとれる内容によって最終判断を下します。

担当責任者の決定が最終であり、失格確定後はいかなる場合でも結果は覆りません。


以下に、不適切な音楽に対する4つの措置・罰則の可能性を紹介します。

楽曲に不適切なものが含まれている場合、ペナルティはその都度決定されます。違反や悪質性の程度、不適切な音楽を使用することによって発生した損害に応じて、主催者が以下の中から選択(またはいくつかの組み合わせ)することになります。

1. 出場者への警告/アップロードされた動画にコンテンツ警告を表示
  • 違反が小さく軽微である、または意図的でない場合は、アップロードする動画に警告などを表示する場合があります。
2. 出場者への警告/アップロードされた映像の音楽ミュート/音楽差し替え
  • 違反は小さく軽微だが、フリースタイル動画はそのまま公にアップロードすることができない場合は、音源のミュート化や差し替えを行います。
3. 失格

違反の内容が大きい、または違反が初めてではない場合は失格となる場合があります。また「失格」の判断に伴い、以下の措置を行います。

  • 大会結果・成績に反映されない(点数化されない)
  • 表彰の対象から外れる
  • 動画のアップロード不可
4. 公式大会への出場を禁止

選手のフリースタイルや音楽に重大な違反があり、その行為や選曲によってコンテストやヨーヨーコミュニティに損害(※)を与えた場合(特に故意の場合)、大会失格に加え、今後の公式大会への参加を禁止する場合があります。

  • 大会結果・成績に反映されない(点数化されない)
  • 表彰の対象から外れる
  • 動画のアップロード不可
  • 今後の出場を認めない(違反の度合いにより年数を決定します

※コミュニティへの「損害」について

  • 悪質な音楽を使用することにより来場者が不愉快な思いをすること
  • 青少年の育成に悪い影響を与えること
  • 今後大会へ来場しなくなる(しづらくなる)こと
    など

以上